11.基本操作 ~ユーザーの管理編~

XOOPSの持っているユーザー管理機能は強力だ。ユーザー/グループごとにアクセス権限を細かく設定できる。しかし基本が分かってないと混乱することにもなる。そのためにいくつかルールを作っておく必要がある。

ユーザー管理のルールつくり

  • ユーザーを登録させる?させない?
    会員制のサイトを目指すのか、そうじゃないのかによってユーザーの扱いは大きく変わってくる。また自由に新規登録可能か、そうでないかによっても運用方法が変わる。
  • ユーザーにどこまでの権限を持たせるのか?
    登録ユーザーにはゲストに見せていなかった特別なコンテンツを見せたり、コメントを書き加えることができるといったサービスを提供することも可能だろう。どんなユーザーにどんな権限を許可するのかは最初に考えておかなければいけない問題である。

うちのサイトでは自由にユーザー登録してもらってもかまわないサイトで、登録ユーザーとなったらWikiなどの編集に参加できる。ただしどのコンテンツもゲストがコメントをつけることを許可しているので、登録ユーザーは身元(メールアドレス)の分かったゲストとして扱っている。実際にコンテンツの編集を行いたい人は「管理者」よりは権限が低いが一般の登録者よりは権限の高い「コンテンツ管理者」グループに属することになる。

ユーザの追加

管理者がユーザーを手動で追加する場合は、管理者メニューの「ユーザーモジュール」「ユーザー管理」より行う。

11-1.PNG

ここで「ユーザー新規登録」を押すと登録画面に移る。

11-2.PNG
  • ユーザー名
    ユーザーのアカウントの設定
  • メールアドレス
    ユーザーのメールアドレス。最初は「このメールアドレスを公開する」をチェックしない方がいいだろう。
  • イベント更新通知メッセージの受取方法
    とりあえず「メール」にしておいた方が便利。
  • パスワード、パスワード確認
    必ず設定しておく。
  • グループ
    所属させるグループ。

ユーザーを新規追加した場合は、そのアカウントでログインできるか必ず確認しておく。



登録したユーザーにはアカウントとパスワードを教えて、「パスワードは必ず変更してね」と伝えておくといいだろう。なお最初から管理者ではなくユーザー自身にパスワードを設定してもらいたい場合は、モジュール「MyFriend」(http://marijuana.ddo.jp/modules/downloads/ )の追加によって可能になる。ユーザーに招待メールを送ることで新規登録を行うことができる。

ユーザーの削除

ユーザーを削除する場合は、管理者メニューの「ユーザーモジュール」「ユーザー管理」より行う。削除したいユーザーの右側の「操作」の「削除」アイコンを押せばいい。

グループの追加

XOOPS Cubeでは最初、「ゲスト」「登録ユーザ」「管理者」の3つが設定されている。管理者が1人という場合はこれでもいいのだが、運用を考えると「コンテンツ管理者」ぐらいのグループを作っておいた方がいいだろう。
グループを追加するには、管理者メニューの「ユーザーモジュール」「ユーザーグループ管理」より行う。

11-3.PNG

「ユーザーグループの新規追加」を押して登録画面へ。

11-4.PNG
  • 名前
    グループの名前
  • 説明
    どんなグループなのか説明を設定

「送信」を押せばグループが追加される。

グループの削除

グループを削除する場合は、管理者メニューの「ユーザーモジュール」「ユーザーグループ管理」より行う。削除したいグループの右側の「操作」の「削除」アイコンを押せばいい。

グループへのユーザーの登録

ユーザーをグループに登録したい場合は、管理者メニューの「ユーザーモジュール」「ユーザー管理」より行う。登録したいユーザーの右側の「操作」の「編集」アイコンを押す。「ユーザーの編集」画面の「グループ」で所属させたいグループを選択する。グループから外したい場合もここで設定すればOK。
なおユーザーが複数のグループに所属してる場合、モジュールやブロックのアクセス権限は一番高いグループの権限が有効となる。そのため、不用意に管理者グループに所属させたりすると大問題になることもあるので注意。

アクセス権の設定

モジュールを追加した場合などは、アクセス権を適正に設定しなければならない。通常は安全設定でディフォルトではゲストにアクセスを許可してないので、まずこれを行わないとゲストにはメニューが表示されない、などということになってしまう。
なおアクセス権を設定する際の大原則は「グループに対してアクセス権を設定する」ということだ。個々のユーザーにアクセス権を設定してもいいのだが、グループに設定しておいた方が管理がしやすい。ユーザーに権限を与えたり取り上げたりするときにグループに属させるかどうかで決めることができるからだ。
グループにアクセス権を設定する場合は、管理者メニューの「ユーザーモジュール」「ユーザーグループ管理」より行う。設定したいグループの右側の「操作」の「パーミッション」アイコンを押す。

11-5.PNG
  • モジュール管理
    モジュールに対するアクセス権を設定する。「アクセス」と「管理」とあるが、通常は管理者以外は「管理」にチェックをつけてはならない。なおここでのモジュール管理とはそのモジュールへの基本的なアクセスを許すかどうかであって、モジュール個々のアクセス権の設定はモジュール別に行う。
  • ブロックアクセス権限
    ブロックへのアクセス権の設定。


    アクセス権を変更した場合は、必ずそのユーザーでログインしてみてアクセス権が正常に働いているかチェックしてみること。またモジュールやブロックを追加した場合はアクセス権の設定をちゃんと行っておこう。