画像の扱いはXOOPSを運用する上でちょっと頭の痛い問題である。ここでは画像の扱いを考える。
サイトに画像を載せるってことは必要不可欠だ。テキストオンリーと思っていても、どうしても画像を貼らなければいけないことは起こるし、大体、テキストだけのサイトってのはなんだか味気ない。
しかし、画像ってのはちょっと扱いが難しい。XOOPSには「イメージ・マネージャ」が用意されており、画像はこれで統一的に扱うことができる。またイメージマネージャで保存先を「file」ではなく「DB」を指定すればMySQL内にBLOB型データとして保存することもできる。
しかし、その方法はあまりお勧めできる方法ではない。BLOB型データはバックアップ、リストアにはあまり向かないデータ型であり、何より画像のような比較的大きなデータがデータベースに入っていると性能面で期待ができない。画像は基本的にはファイル保存すべきであろう。
イメージ・マネージャは標準の画像管理システムではあるが少々操作・管理がしづらい。そのためモジュール「myAlbum-P」でイメージマネージャ統合して、管理方法を改善することもできる。
うちの場合、最初はmyAlbum-Pを使ってイメージマネージャ統合して画像を管理していたのだが、やめてしまった。理由は、xpWikiで画像を扱った方が都合がよかったからである。イメージマネジャーを使う利点というのはBB Codeの[siteimg]で画像を指定できる所なのだが、うちの場合はBB Code自体を使わなくなってしまったのでイメージマネージャそのものを使う理由がなくなってしまった。
xpWikiでは画像をページに「添付」することができる。これは編集しているページだけではなくて、他のページに添付されている画像でも表示させることができるので、画像添付ページを別にまとめておくこともできる。例えばこの「XOOPS Cobeサイト構築一代記」の場合だと、「images/SiteBuild」というページを作り、画像はそこに全部添付するようにしている。
うちでは使っていないのだが、xpWikiでは画像をLightBox表示することもできる(うちで使っていない理由は、IE6で不具合が出ているから)。
ブログ(XPressME)では画像は独自にアップロード可能となっている。XPressMEではアップロードされた画像はすべてXOOPS_ROOT_PATH/uploads/wp-contentディレクトリ内に格納されている。
うちでは使っていないのだが、FCKEditorでも独自に画像をアップロードすることができる。格納ディレクトリはXOOPS_ROOT_PATH/uploads/fckeditorディレクトリ。
画像は基本的にファイル管理なので、MySQLデータベースとのバックアップとは別の方法でバックアップしておく必要がある。tarでアーカイブしておいてFTPするか、xpWikiのように専用のバックアップツールを用いる必要がある。