普通にプレイしているユーザーが、闘技場で勝つのは難しい。戦争ではガンガン勝てるような英雄でも、闘技場の階級は兵長なんてことはザラだ(まあ戦争に夢中で闘技自体をしてないのかもしれないが)。まあ、戦争では「レベルが高い=載っけられる兵隊の数が多い=戦争が強い」という単純な図式が成り立つが、闘技場ではクラス分けがされているので、「レベルが高い=闘技場で強い」と単純にいくわけではない。
闘技場というのはメタゲームである。相手があることなのだから、対戦のレベルが上がっていくにしたがって、日々パワーアップが要求される。装備にしたって、闘技場で勝てるような装備を手に入れようと思うと、よほどの運か、多額の金貨をつぎ込むことになる。
それで得られるのは「闘技場で強い」という栄誉だけ。それにどんな価値を見出すかは貴方次第だろう。
闘技場で強い英雄の条件というのを煎じ詰めてみると、結局は以下の2点になる。
極めて当たり前のことである。闘技っていうのは結局はぶん殴りあいなので、より攻撃力が高く、より耐久力の高い英雄が勝つ。まあ、闘技そのものは運の要素もかなりある(クリティカル発生、攻撃回避発生)ので、百戦百勝ってのはまず不可能だが、トータルで見ればこの2つの条件を満たした英雄が強い。では、この2つを満たすにはどうしたらいいだろうか。
英雄の攻撃力というのは、物理攻撃と魔法攻撃が合計されたものである。
物理攻撃力は、腕力と武器の攻撃の合計、魔法攻撃力は、知力と武器の魔法攻撃の合計である。
つまり、高い攻撃力を得ようとするなら、
ということになる。
また特殊な攻撃としてクリティカルがある。クリティカルが発生すると、通常にくらべ約1.5~2.5倍のダメージを与えられる。クリティカルは、物理爆発、または魔法爆発の確率が高いと発生しやすい。これらを上げるにはアイテム「攻撃爆発の指輪」「魔法爆発の指輪」を用いるか、英雄の魅力を上げることである。
攻撃力は比較的単純なのに比べて、耐久力は少々難しい。相手の攻撃を受けきるのは以下の要素が絡んでくる。
基本的にはHPを高く保つことが第一だろう。また敏捷は物理防御と攻撃回避に効果があるので、重要となってくる。
よく「闘技場向きの英雄のステータスは何か」という質問をされることがある。個人的な結論を言えば「酒場で120Gで雇える英雄ならば何でもいい」ということだ。英雄固有のステータスが勝負に直結するのはレベル1~4のクラスのみで(いや、このクラスでさえも装備によっては英雄のステータスはほとんど関係ないといえる)、それ以上のクラスとなってくると装備の比重がほとんどなので、あまり深く考える必要はない。また英雄の種族や特技もほとんど関係ない。
レベルアップの際は、まず腕力、または知力を10まで上げ切ってしまう。片方が終わったら次はもう片方を上げる。それが終われば体力だろう。
なお、魅力は最低1は欲しい。魅力1につき攻撃爆発および魔法爆発の確率が0.2%上がる。正直いってなんでもない値なのだが、これが0の相手はクリティカル発生が0%なのだから全然怖くない。まあ普通は装備に魅力をつける程のことはないし、指輪によって補正するので気にするほどのことでもないが。
英雄のステータス強化はレベルアップ時のみで、しかもどれか1ポイントだけなのに対して、装備の強化はいつでもできる。装備強化は闘技場で勝つためには避けて通れない道になる。
装備強化する上で基本となる点を挙げてみよう。
装備にはついている属性の数によって、いくつかの種類がある。属性が1つ付いたモノがプラス、2つがスペシャル、3つがマスターである。それ以上だと4つがレジェンド、5つがアーティファクトである。属性がまったくついていないものはノーマルである。
これらの属性は、英雄のステータスと対応しており、ステータス強化に効果がある。装備は+1から+9まで強化することができる。
装備には装備レベルが決められており、これに達しないレベルの英雄は装備することはできない。ただし、アイテム「降級の宝石」を使って装備の降級を行えば、装備レベルを下げることができる。ただし、下げられるのは最大2レベルまでで、またLv8以下に下げることはできない。
武器を強化した場合、物理攻撃と魔法攻撃を持っている場合は両方+3上がる。攻撃力の説明で「斧や杖が不利」としたのは、これらの装備は物理攻撃か魔法攻撃どちらか一方の属性しか持っていないため、強化しても効率が悪いのだ。武器を+6まで強化する場合、3×6=18と18も攻撃力のロスとなる。
また装備強化では、体力+1、腕力+1などの属性が付いていた場合、これもそれぞれ+1される。これは非常に大きい。例えば腕力+1が腕力+7になれば、攻撃力が60増加する。体力ならばHP600の増加だ。そのため、強化する装備の選択は非常に重要になる。もちろん、スペシャル以上の複数のステータスが付いている場合は、それら全てが+1される。
なお、装備強化しても、装備レベルはそのままである。
装備強化する場合、祝福の宝石か魂の宝石を用いることになる。これらは七竜名声値との交換で入手できるが、七竜名声値自体悪魔城を潰す(悪魔城1つにつき七竜名声値4入手)か、元素微粒子の寄付によってしか入手できないので、これをふんだんに持っている人は少ないだろう。
祝福の宝石は七竜名声値200、魂の宝石は100なので、それぞれ悪魔城50、25を潰す手間が必要になる。そのためつい魂の宝石を使ってしまう場合もあるが、魂の宝石による装備強化の成功率はかなり低い。ショップで売っているアイテム「サエラムの祝福」を併用することで成功率を上げられるが、それでも成功率は5割を割るのではないだろうか。
そのため、装備強化は「+6までは祝福の宝石で」が基本となる。祝福の宝石による強化は100%成功するので、結局この方がリスクが少ない。
しかし闘技場で勝つためには、+7~+9の装備が必要になる場合がある。それには魂の宝石が必要だ。ただし、魂の宝石による強化は+7~+8に失敗すると+1までレベルダウン、+9失敗だとロストのリスクがある。かなりギャンブル性が高いので、失敗しても泣かないこと。
レベル5からの闘技場で勝てるようになるには、全ての装備が+6であるのが最低限の条件となる。武器、盾、防具で全部で7ヶ所、6×7=42個の祝福の宝石となると、悪魔城2100ヶ所を壊滅させる必要がある。そのため、最初にどのような装備をどのような方向で強化するかは、まず考えておかなければいけない事である。
戦争では英雄自身のHPはあまり重視されないし、搭載するユニットや特技により腕力か知力、いずれかを伸ばせばいい、というのが基本だが、闘技場の場合はそれとまったく逆になる。戦争向きの装備と闘技場向きの装備は別モノと考えた方がいい。
装備強化をする場合、どの方向に強化するのか、方向性をはっきりさせるのは重要だ。
例えば武器の場合、腕力や知力といった属性を持っているなら、攻撃特化型の強化となる。逆に体力や敏捷、精神といった属性なら、攻守バランス型となる。
一般に武器や盾の場合、攻守バランス型の方が使い手がよい。攻撃特化、または防御特化の場合、クラスによって通用しない場合は丸ごと無駄になってしまうからだ。
まあ、スペシャルやマスタークラスの装備になってくると、体力に腕力や知力を加えることで高いレベルの攻守バランス型を作ることもできる。どの属性を重視するかはよく考えるようにしよう。
防具は、兜、小手、鎧、垂、靴と5ヶ所も強化ポイントがあるので、これをどう強化するかが勝負の分かれ目となる。
いうまでもないことだが、防具の系統を揃えることは基本。装備をセットで揃えるとHPおよび敏捷または精神の属性補正が付くので、これを活かさない手はない。
防具には戦士系列(勇気、力量、憤怒、征服、戦神、壊滅、雷迅)と魔術師系列(博学、巫術、秘術、霊風、凶乱、虚空、神秘)の装備があり、どうも魔術師系列の装備を使っている人が多いようだが、これは大いに疑問。魔術師系列だと精神の属性補正が付くが、戦士系列だと敏捷に属性補正がつく。闘技場でどちらの属性が有利かといえば、これは文句なく敏捷だ。精神は魔法防御しか効果がないのに対し、敏捷は物理防御と回避率に影響を与える。闘技場で用いるならば戦士系列の装備の方が有利である。
防具はクラスによって、そのクラスに合ったセットを使うのも基本。レベル5~9はプラス、レベル10~14はスペシャル、レベル15~はマスター、またはレジェンドを使う。下のクラスの防具は上のクラスでは、まず使い物にならない。その場合は他の英雄に着せるなどして有効利用しよう。
防具の場合、腕力、知力をつければ攻守バランス型、体力、敏捷、精神をつければ防御特化型となる。といっても全ての防具をどちらかに偏らせることはないので、それぞれをいかにブレンドするかは、プレイヤーのさじ加減ひとつだろう。
全員の装備を強化するといった無駄使いをしない。強化する装備セットはレベル14以下ならクラスごとに1セットで十分である。ちゃんとした装備であれば、どんな英雄が着てもそこそこ勝てる。勝負はマスタークラス以上として、それ以下のクラスではお茶を濁しておくのも賢い方法である。
また装備を強化する場合は、ひとつの装備を上げ切ってから別の装備を上げること。上げてる最中に、いい装備を拾ってこないとも限らないからである。
そのクラスの平均的な英雄の強さを知りたいならば、巡視悪魔と戦うことである。巡視悪魔は、プレーヤーの英雄のレベルでオール+6の装備を着ている状態(Lv1~4は武器と盾の2つだけ)だと思えば、まあ間違いない。
クラスを上がった際は、とりあえず巡視悪魔を倒せることを目標としよう。まあ、上位進出を目指すなら、巡視悪魔ぐらい楽勝じゃないと話にならないが。