(注…この文章は東北大震災直後に書かれたものです) 今、電気が来ていない地域では、通信手段としての電話やスマートフォンはライフラインのひとつだと思います。でも電気のインフラが壊滅している地域がある今、なかなか充電できない人もいると思います。電池等があればそれから充電するのが望ましいのですけど、それらがない場合、バイク(原付)のバッテリーから充電する方法を紹介します。
1.バイクのバッテリー(DC 12V)。メンテナンスフリータイプ。普通の原付などはこれです。
2.平型ヒューズ電源 エーモン工業 E259(注意…すみません、以前はミニ型をリンクしていました。原付の場合はミニ型ではなく、通常型をお求めください) http://www.amazon.co.jp/gp/product/B004H0YAKU
3.線付きソケット(メス) エーモン工業 E239 http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001VO1PYY
4.SANWA SUPPLY CAR-CHR53U USBカーチャージャー http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0029U1VNO
2と3はホームセンターのカー用品売り場に行けば売っています。4はスマートフォン等、USBから電源を引っ張ってくる場合必要ですが、その他のコネクタ形状の場合ば、カー用品店、コンビニ、ドンキホーテ等で、シガレットソケットからそれに合った形状のモノを用意してください。ケーブルも同様です。
1.バッテリーを覆ってるカバー等を外します。この際、バッテリーを完全にバイクから取り外さないでください(後で再びバイクを動かす時に大変なため)。
2.ヒューズを外し、平型ヒューズ電源に差し替えます。
3.平型ヒューズ電源から伸びる線を、線付きソケットの赤い線に繋ぎます。
4.線付きソケットのもう一方の線をアースに繋ぎます。アースはバッテリーの近くでフレーム等に接続されている線です。例えばホンダ車の場合、プラスが赤、マイナスが緑などの車種も多いようです。アースが分からない場合は、最初からネジ止めしないで、接触させて通電しているかどうか、まず確認するといいでしょう。ただし、ヒューズを飛ばさないよう、注意。
5.これでソケットから充電できます。なお、ソケットには2又、3又の物もありますので、複数の人で充電する場合は、それらを使われるのもいいでしょう。
ただし原付用のバッテリーだと、10時間程度しか容量がないモノも多いのでバッテリーを使い切ってしまわないようにしてください。エンジンを回せば充電できますけど、ガソリンの残量にも注意してください。またこの方法は直流12V直結なので、一般の家電などをつないでも使えません。なお、一時的ではなくてずっとシガレットソケットを装着する場合は、間にスイッチを挟むか、キー連動の線に結線しないと、バッテリーがすぐに上がってしまうかもしれません。または太陽電池で常時充電にする方法もあります。
なお当たり前のことですけど、バイクは自分のモノか、持ち主の許可を得てから行ってください。常識ですね。
以上です。