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複雑学系的確率論 anchor.png

複雑学系的確率論』(ふくざつがくけいてきかくりつろん)とは、複雑学系における確率の考え方である。

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十円玉の表の出る確率は1/2か? anchor.png

  • 学校では「十円玉の表の出る確率は1/2である」と教わり、誰もこれに疑問を抱かない。しかしよく考えてみよう。本当にそうだろうか。
  • 例えば、十円玉の表側に鼻クソがついていたとしよう。するとバランスが狂ってくるわけだから、当然「1/2にはならない」。正確にいえば十円玉は裏と表で模様が違うのだから、バランスは狂っているハズである。
  • つまり、「頭の中の十円玉の表の出る確率は1/2だが、現実の十円玉の表の出る確率は1/2ではない」。これがすべての基本である。
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サイコロで1の目の出る確率は1/6か? anchor.png

  • 普通「サイコロで1の目の出る確率は1/6である」と言われている。しかし複雑学系的確率論ではこれに疑義を呈する。
  • サイコロは目の穴の数、大きさが微妙に違う。現実のサイコロではバランスが狂っているわけだから「サイコロで1の目の出る確率は1/6ではない」。
  • また、世の中には「グラ賽」というものが存在する。これは中に鉛等を入れるなどして故意にバランスを狂わせたものである。もちろんこのグラ賽では1の目の出る確率は1/6ではない。現実には賽の目を自由に操ることのできるイカサマ師が存在する。*1
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ゲーム、ギャンブルにおける確率 anchor.png

  • ギャンブルにおいては「確率的に平等」が前提とされている。しかし、現実にはこんなことはありえない。
  • トランプの確率的な意味での正確なシャッフルなんて、土台無理である。手クセによるバラツキもあるし、手品師のようなシャッフルだと、元々同じ並びになってしまう。
  • 麻雀の洗牌もそうだ。元々、手積みの時代は「確率的に平等にするため」なんて誰も考えてなかった。*2
  • ルーレットも同様。プロのシューターとなるとかなりの高確率で任意の目に入れることができる。ルーレットというゲームは確率を楽しむゲームではなくて、シューターとの心理戦なのである。
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コンピュータの乱数は本当に乱数か? anchor.png

  • コンピュータの乱数は本当の意味での乱数ではない。コンピュータでは乱数を「擬似乱数」として実装しているのだから、本当の乱数であるわけがない。
  • だから、パチンコやパチスロというのは、純粋な意味で確率的には平等ではない。
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結論 anchor.png

現実には完璧なバランスの物体など存在しない。つまり「確率的に平等」というのは頭の中だけの話であって、現実には存在しない。


*1 大体「二の二の天和」のやり方は、阿佐田哲也の麻雀放浪記に書いてある。
*2 元禄積みのやり方も麻雀放浪記に書いてある。


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最終更新: 2008-08-28 (木) 08:20:10 (JST) (5929d) by taked2

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